お子さんがいらっしゃらない方でも一度は聞いたことがある、妊娠中のつわり。
何となく「妊娠中に妻が抱える体調不良」ぐらいに思っていませんか??
つわりは、あなたの妻にとって最初の試練です。
逆に言うと、それをサポートすることが、夫の最初の大仕事と言えます。
妊娠・出産に関する本や記事には、だいたい次のように書いてあります。
「つわりはママの辛い時期。パパは料理や洗濯等の家事を代わりにやってあげよう!!」
でも私は思うのです。
ただ家事をやるでは、実は不十分!!
つわりのことを良く知ったら、「ただ家事をやる」から「つわりに配慮した家事・サポートをする」に一段ステップアップできるはず。
この記事では次のような夫・パパたちの悩み・質問に、ずっちの経験と先輩ママ・パパ(ずっちのインスタのフォロワーさん)からの声をもとに答えていきます。
- つわりってそもそもどんなものなの?どんなことが辛いの?
- つわり中、夫としてできることは何?
- 気づきにくいけど、気づくと大きく変わる、つわりに対する配慮ってどんなもの?
それでは一緒に、男性が主体的に関わる妊娠・出産を目指していきましょう!!
つわりって何??
それではまず、私が勉強したつわりに関することを紹介していきます。
つわりの原因
つわりの原因は諸説あるそうですが、妊娠開始に伴って体内に分泌される大量のホルモンによる影響とされています。
漫画・ドラマ「コウノトリ」のモデルとなっている荻田医師は自身の本で以下のように書いています。
つわりが起こるのは、受精卵が着床して赤ちゃんを育めるように、母体のホルモンシステムが変わるからだといわれています。卵巣から出るエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが大量に分泌されて、体内はホルモンストーム、まるで嵐のような状態になるわけです。特にこの二つが合体すると、嘔吐中枢を刺激するという仮説があり、それでつわりのような消化器症状が起こるといわれているのです。
ダンナのための妊娠出産読本 著者 荻田和秀
このように妊娠に伴う母体の変化ですので、予防できるものではなく、簡単にどうにかなるものではありません。
つわりは本当に人それぞれ
「つわり」と一言で表されますが、症状の種類・程度・期間などそれは人それぞれです。
では、具体的にどのような症状があるのでしょうか??
つわりの主な症状
多くの妊娠・出産に関する雑誌やサイトでは以下のようなものがあげられています。
- 吐き気・嘔吐(吐きづわり)
- だるさ
- 眠気
- 頭痛
- 何か口にしないことによる気持ち悪さ(食べづわり)
- 匂いによる気持ち悪さ
つわりで誰もが知っている代表的な症状は「吐き気・嘔吐」ですが、それ以外にもいろいろあることがわかります。
しかも、これらの症状がすべてある人もいれば、いくつかの症状はあまり感じない人もいるようです。
私の妻は嘔吐自体はあまりなかったものの、吐き気を伴う気持ち悪さとだるさ、そして強烈な眠気がありました。
妻は味や香りの好みも大きく変わり、普段は食べないポテトチップスが異様に食べたくなったり、洗濯の柔軟剤で気持ち悪くなるようになりました。
日常生活を送るのはとても難しい状態だったと思います。
つわりの期間
つわりは妊娠に伴うホルモンの増加によることから、妊娠初期に主にみられます。
そのため、胎盤が完成する14週~16週で症状が収まることが一般的とされています。
一方でつわりの期間についても個人差が非常に大きく、比較的早めに症状が治まる人もいれば、妊娠中期に入ってもつわりの症状が続く人もいます。
長く続く人は、
「つわりが長期間続いて不安」
「安定期とされているから、職場や友人に「辛い」と言いづらい。。。」
など、症状の辛さとは別に精神的にストレスを抱えることもあります。
つわりが長引く場合には、妻が一人で抱え込まないように夫であるあなたが話を聞いて、お医者さんにも相談するように勧めてみてください。
私の妻は妊娠中期に入るとつわりの症状は治まりましたが、妻の友人には妊娠中期に入ってもしばらくつわりが続いた人もいました。
インスタグラムのフォロワーさんには臨月までつわりの症状が続いた人も!!
逆に私の職場では、「一切つわりがなかった」という人もいました。
本当に三者三様なんですね。
つわりについて男性が知っておくべき5つのポイント
つわりについて簡単に紹介してきましたが、ここからは我々男性がつわりについてどんなことを知っていれば、より良い妻のサポートが可能になるかということを考え、そのポイントを5つにまとめてみました。
次の5つをおさえることで「妻のサポート=ただ家事をする」ではないことが理解できるのではないかと思います。
病院での治療が必要な妊娠悪阻
つわりは妊娠したら誰でも経験しうるものですが、大きなリスクを伴う場合があります。
それが妊娠悪阻(にんしんおそ)です。
つわりの最も一般的な症状の吐き気・嘔吐ですが、本当にひどい場合には水も口にできない場合があります。
その場合は脱水症状を引き起こす場合があり、病院での治療が必要です。
次のような症状がある場合には、至急病院に連れていきましょう。
- 嘔吐がひどく、丸一日何も口にできていない。(水も飲めないなど)
- 数日で体重が極端に減った。
当の本人は「つわりは妊娠したらみんな経験し、乗り越えるもの」ということで、辛くても我慢しがちです。
大切なパートナーを我慢させないことも我々夫の重要な役目だと強く思います。
つわりの症状(特に嘔吐)がひどく、飲食ができない場合は病院に連れて行ってくださいね!!
つわり中、妻の身体は休むことを求めてます
妊娠悪阻でなくても、基本的に皆さんのパートナーはつわりの間、「気持ち悪い・だるい・眠い」という症状が続きます。
風邪等であれば、医者に行って、薬を飲んで、寝て、治すということができますが、つわりの場合は薬もなく、症状を改善する方法は「待つ」しかないといっても過言ではありません。
症状が良くなるのを「待つ」期間、少しでも楽に過ごしてもらうことが重要です。
妊娠自体は病気ではありませんが、あなたの大切なパートナーは休みが必要です。
症状がひどければ仕事は休ませましょう。
母子手帳には「母性健康管理指導事項連絡カード」という様式が含まれています。
これは妊娠に伴う体調不良や症状によって、母体に対して一定の措置が必要な場合にお医者さんに書いてもらえる書類です。
以下を見てみると症状に「つわり」と「妊娠悪阻」が含まれていることがわかります。

妻のつわりの症状が重い場合には医者を受診し、この書類を書いてもらいましょう。
仕事を休んだり、時間を短くしてもらったり、休憩を多くしてもらったりする要望を勤務先に対して出すことが可能です。
別の記事でも記載しますが、妊娠の職場への報告はあなたも妻も「母子手帳を受け取ったらすぐに」ということを私は皆さんに是非お願いしたいと思います。
妊娠期間を乗り切るのは夫婦だけの力ではどうにもならないことがあります。
職場をはじめとする周りの人の協力を得ることは非常に重要です。
「つわり」もその一つ。
妊娠を妻を一人の問題とせずに、あなたをはじめとし、できるだけたくさんの人にサポートしてもらえる環境づくりをしましょう。
家事も休みが基本!
当たり前のことですが、つわりが理由で仕事を休むことが必要なのであれば、家事もお休みしていただくことが妥当でしょう。
私のインスタグラムをフォローしてくださっている先輩ママ・パパにつわりについて夫に理解して欲しいことに関するアンケートをした結果、次のような意見が聞かれました。
- つわりの期間中、家事は無理でした。
- 自分のことは自分でやってほしい。特にご飯は自分で用意するか外で食べてきてほしい。
- 家が汚くてもほっといてほしい。
- とにかく寝かせてほしい。
多くの方が、
「日常的な家事も難しい。休ませてくれ!」
という切実な思いを回答してくれました。(ご協力いただいた皆さんありがとうございました。)
家事も立派な仕事です。
つわりの期間は大切な妻にしっかり休んでもらうためにも、基本的な家事はあなたが主体的にやる、家事分担の割合を率先して多くすることを心がけるといいと思います。
そんなこと言っても、こちらも仕事があるし、家のことも全部やるなんて無理だよ。
すべての家事をあなた(夫)がやることができたらそれは最高ですが、限界はあるでしょうし、長続きしないと思います。全部完璧にやるのではなく、少しでも楽をして、家事が減るようにちょっとした工夫をしてみてはいかがでしょうか??
- 晩御飯は外食かUberEatsにしてしまう。(料理・買い物・食器洗いが減る。)
- 1日だけ仕事を休んで、家事だけやる日を作る。
- 家事代行サービスを思い切って使ってみる。
- 湯舟はためずにシャワーで済ませる。(掃除が減る)
- 洗濯物は乾燥機を使う。(洗濯干しが減る)
- 服は干してあるものを着る。(洗濯たたみ、収納作業が減る)
こどもが生まれれば、更に家事に割ける時間は減っていきます。
この段階から、家事において「楽をすること」を覚えることは非常に重要だと思います。
「家事をやること」だけが、サポートではありません。
意識すれば、「家事を減らすこと」も結構できます。皆さんも頑張りましょう。
食事がすごく難しい
次は、絶対におさえておいていただきたい、つわり中の食事について解説していきます。
吐きづわりと食べづわり
つわりには大きく分けて2つの症状があります。
それが「吐きづわり」と「食べづわり」です。
男性の皆さんの多くは「つわり=吐くから辛い」という印象を持っているかと思います。
しかし、実際は「吐く」のと真逆の「食べずにはいられない」という症状もあるのです。
しかも「吐きづわり」と「食べづわり」は、片方だけの症状の人もいれば、両方の症状がある人もいます。
食べづわりについて理解していないと、男性の皆さんは次のように思ってしまうかもしれません。
「つわりの期間なのにたくさん食べれるのね。つわりそんなにつらくないんじゃないの???」
「さっき吐き気あるって言ってたのに、なんで食べてるの??」
しかしこれは大きな誤解です。
私の妻やインスタグラムのフォロワーさんで食べつわりを経験した人から「食べつわり」のつらさについて教えていただきました。
- 食べないと気持ち悪いが、食べたから落ち着くわけではない(常に気持ち悪さが残る)
- なんでも食べられるわけではなく、食べられるものは限定的。しかも毎日変わる。
- 体重管理が難しい。(妊娠期間に急激に太りすぎるのもよくない。)
- 吐きづわりと異なり、周りに食欲があると勘違いされ、「つらい」といいづらい。
「食べづわり」は「吐きづわり」と比較して、傍から見てつらさがわかりにくいです。しかし妊娠中、多くの方が「食べづわり」を経験しています。
「ずっと食べている=つわりが楽」ではなく、「ずっと食べている=つわりがつらいのかも」と思えることがあなたがつわりについて一歩深く理解した証です。
先輩ママに聞いた、つわり中に食べられたもの紹介
では、「吐きづわり」と「食べづわり」の中、どのようなものは食べられるのでしょうか??
インスタグラムでアンケートを行い、数十人の人に回答いただいた結果を皆さんに紹介します。
●しょっぱいスナック菓子
つわり中食べられるものとしてもっともよく耳にするのが「マックのポテト」です。
普段は全くジャンクフードを食べない人でも、無性にあの味を食べたくなるようで、同じ理由でポテトチップスやせんべいといったちょうどいい塩味が欲しくなるという人もいました!
- マックのポテト(一番回答が多かったです)
- ポテトチップス
- 薄焼きせんべい
我が家はつわり期間中湖池屋のポテトチップスは常備薬のように常にストックされていました。妻は普段はポテトチップスなんてめったに食べないので正直驚きました。。。
●フルーツ・野菜
食欲がなくても比較的食べやすい、フルーツ・野菜がよかったという回答もたくさんいただきました。
特に水分量が多いものが人気のようです。
また少し酸味があるフルーツだと口の中がさっぱりして吐き気が楽になる人もいるようです。
- トマト
- スイカ
- リンゴ
- 梨
- パイナップル
- 柑橘類
我が家はつわり期間が冬だったので、二人でみかんをよく食べていました。
●アイス・甘いおやつ
今度は一転甘い系です。
かなりの回答をいただいたのが「ガリガリ君」。
つわり中、水は飲めなくても、氷なら食べられるということもありますので、ガリガリ君のような氷系のアイスは水分補給にもいいようです。
ゼリーも食べやすく、気持ち悪い時に食べるにはいいと思います。
また食べづわりの人は簡単に口にできる、あめやグミが助かるという意見もありました。
これも少し酸味があるレモン味等が口をさっぱりして、気持ち悪さを軽減できるようです。
- ガリガリ君
- アイスクリーム
- あめ
- ゼリー
- グミ
●そうめん・うどん・コンビニのおにぎり
貴重なエネルギー源をとるには、食べやすい麺類、その中でも冷たいそうめんや細めのうどんがオススメ。
フォロワーさんの中には「めんつゆなら口にできた」という意見も聞かれました。
その他にはコンビニのしゃけおにぎりがよかったという人がいました。
紹介したものを見てみると実は次のような共通点があります。
- 口当たりさっぱり。程よい塩味・甘味。
- 常温または冷えていても、おいしい。
1点目の「さっぱり」は皆さん理解できると思います。
気持ち悪い時はこってりしたものや脂っこいもの、味の濃いものは食べたくないですよね。
2点目は匂いがポイント。
この後記載しますが、つわり中の嗅覚は本当に敏感です。
温かい食べ物のほとんどは「香り」がありますので、それが理由で気持ち悪く食べれないことは大いにあり得ます。(冷えていても香りがきついものはもちろんNGです。)
寝込んでいるからといって「おかゆ」を作っても喜ばれない可能性が高いです。
アンケートの中で「お米の香りが無理」という方も見られました。
手の込んだ料理をつくるよりすぐ食べられるものをたくさんを準備しよう。
そして実施したアンケートの中で「夫に理解して欲しいこと」のなかでたくさんあった意見は
「刻々と食べたいものが変わる。朝食べられた(食べたかった)ものが夕方には食べられないことも」
でした。
これは本当に良くある話で、買い物に行く前に「何食べたい??」と聞いてそれを買ったり、作ったりするとその時には「食べたくない」といわれることはよくあります。
「せっかく作ったのに。。。」と思うかもしれませんが、味の好みが刻々と変わるのでこれは仕方ありません。
「苦しんでいる妻のために、妻の食べたいものを用意してあげたい!!」
と思えば思うほど、実はこの罠にはまっていってしまいます。
ではどうすればいいかというと実はそんなに難しくありません。
前に紹介した、ポテトチップス、ゼリー、アイス、コンビニのおにぎりは全部すぐに食べられますよね。
一番時間がかかるのは茹でる必要があるそうめんかもしれません。それでも作り始めて10分で食べられるでしょう。
このようなすぐに食べられるものをいろんな種類買ってきて、冷蔵庫に入れておきましょう。
そしたら、妻は好きな時に好きなものを選んで食べることができるのです!!!
我が家の場合、つわりの際の買い物は、「ポテトチップス4種類、ゼリー4種類、アイスクリーム4種類、そうめんとみかん」みたいな一見、超不健康そうなものでした。
でも実はこれがつわりのときは一番合理的なんです。
ちょっと待って!!!おなかに赤ちゃんいるんだし、そんな不健康そうな食生活じゃダメでしょ。しっかり栄養バランスとか考えなきゃじゃないの??
実は妊娠初期はまだ胎盤が完成していないため、赤ちゃんは母体から栄養をもらっていません。下の「卵黄嚢」という組織から必要な栄養分をもらって成長しています。ですので妊娠初期では赤ちゃんの栄養を心配する必要はありません。
心配すべきは母体であるあなたのパートナーの身体だけなので、パートナーの体調と相談して食べるものを準備しましょう!!

日常生活に影響を与えるほど敏感な嗅覚と眠気
次は「吐きづわり」と「食べづわり」以外の症状についてみていきます。
ここも夫の皆さんが知っておくべきことがありますよ!!
吐き気・嘔吐を引き起こす匂いへの敏感さ
すでに他のところで紹介しましたが、つわりの期間あなたのパートナーはかなり匂いに敏感になると思ってください。
この症状で知っておくべきところは、あらゆる香りが気持ち悪さの原因になるということです。
例えば次のようなにおいが無理だったとアンケートの中で回答をいただきました。
- ラーメン、餃子、ニンニクのにおい
- 炊き立てのご飯のにおい
- 洗濯用洗剤・柔軟剤のかおり
- シャンプー、石鹸のかおり
- トイレの芳香剤
注意していただきたいのは妊娠前まで大丈夫だった香りが全くダメになるということです。
その顕著な例としてアンケートからも次のような意見をいただきました。
張り切って掃除や洗濯してくれるのはありがたいんですが、洗剤のにおいがきつくて、逆に気持ち悪くなってしまいました。
せっかくよかれと思って、料理、洗濯、掃除しても匂いで台無しになってしまうかもしれません。
ここで私がこのブログの冒頭に書いた「ただ家事をすればいいわけではない」ということを理解してくれる人がいるのではないでしょうか。
においに配慮した生活・家事とは例えば次のようなことだと思います。
- 洗濯するとき、柔軟剤は入れない、または無香料のものを使う。
- 洗濯のすすぎの回数を一回増やす。
- 料理ではニンニクを使わない。外でもニンニクは食べない。
- 掃除、皿洗いでは洗剤を薄めて使う。
- 家では香水・整髪料をつけない。
- シャンプー後、よくすすぐ。
こんな風に意識して、生活できれば、積極的なサポートになると私は思います。
私がつわり期間中に何も気にせずいつも通り洗濯したら、妻から「いったいどんだけ柔軟剤入れとんねん!!!」と言われたのは良く覚えています。
「ええええー、いつも通りだよ」と釈明した時、そこで「あっ、香りに敏感になったんだ」って2人同時に気付いたのはいい思い出です。
※妻の言葉はずっちによって脚色されています。妻は関西弁ではありません。
異常な眠気!寝れるときに寝かせましょう。
つわり期間の眠気はただの眠気ではありません。
だるさや頭痛・めまいが伴うことがあります。(私の妻は本当に眠気が辛そうでした。。。)
「眠たいのに、体調が悪くて、気持ち悪くて寝れない。」
そんなことも多いです。
つわりの間は、半日・一日中寝てるということも全然ありえます。
ちょっとこちらが心配になるぐらい、寝ることもあります。
「ちょっと寝過ぎじゃない??」と思っても、そこは起こさなくて大丈夫です。
そっと寝かしておいてあげることがここでは正解だと思います。
つわりのわかりにくさとやっかいさ
これが最後のポイントです。
つわりはこんなにも辛くて有名な症状なのに、残念ながら周りの人のサポート体制というのは整っていないことが多いです。
それはつわり特有の「本人は周りに助けを求めにくい」というのと、「周りは辛さがわかりづらい」という特徴があるからだと私は考えています。
つわりの辛さをひとりで抱えがちになる理由
- そもそもつわりがはじめてなので、自分でもどんな症状がでるか、わからない。
- 最悪の状況(妊娠悪阻)と比較してしまい、つらいのに「自分は人よりも症状が軽い」と思い、つらいといえない。
- 基本的な症状である「気持ち悪さ」は「どれぐらい気持ち悪いか」が測れない。具体的に人に伝えるのが難しい。
つわりの辛さを周りが気づけない理由
- 嘔吐以外、目に見える症状というものがない。
- 食べづわりや眠気に対する理解が乏しく、「そんなにつらくないのでは?」と思ってしまう。
- 「気持ち悪さ」を完全に共感するのは困難。
「妻のつわり」を理解する努力を。
何度も申し上げておりますが、つわりは本当に人それぞれです。
しかもなってみないとどんな症状になるかわかりません。
つらいつわりを乗り越えるために、一番大切なのは具体的に「妻のつわり」について知ることです。
どんな気持ち悪さなのか、何なら食べられるのか、どんなにおいが気になるのか、どうすると楽なのか。
他人と比較せず、決めつけず、ふたりで向き合ってみてください。
最初はあなたも、あなたの妻もつわりについてわからなくて当然です。徐々にどうすれば乗り越えられるか、2人で模索すれば、きっと夫としてできる最善のサポートも見つけられると思います。
まとめ:妻とつわりを乗り越える夫のサポート
いかがでしたでしょうか。
この記事では、私たち夫婦の経験と複数の先輩ママさんたちのアンケートをもとにつわりについて夫ができることを考えてきました。
もう一度5つのポイントをおさらいしたいと思います。
- 妊娠悪阻が疑われる時はすぐに病院に連れて行こう。
- 妻を休ませることを最優先。家事をやる、家事を減らす工夫をしよう。
- 食べたいときにすぐに食べられるように、いろんな種類のものを買ってこよう。
- においと眠気に配慮して生活しよう。
- 妻もつわり初体験。人と比べず、目の前の妻のつわりを理解する努力を。
この記事も決して正解ではありません。
これから初めてパパになる人たちにとって、少しでもつわりについてイメージしていただき、参考にしていただけたら嬉しいです。
ずっち