「妊娠っていつ、どんな風にわかるか知っていますか??」
妊娠は前触れなくやってくるわけではありません。パートナーの身体はしっかりと妊娠の合図を出しています!男性の皆さんも次のことを知っていれば、パートナーと一緒に妊娠に気付けるかもしれません。
それが皆さんのパートナーとの妊娠生活のスタートとなります。
それでは男性が主体的にかかわる妊娠・出産を一緒に目指していきましょう。
それ妊娠かも??あなたにも気づける妻の妊娠のサイン
まずは妊娠に人々がどのように気づくのかを学んでいきましょう。
1番は生理の遅れ。パートナーの周期・症状、把握してますか??
男性にとってなかなかわからない女性の生理。
「女性が不安定な(イライラしやすい)期間」
「生理痛が辛そう」
そんなイメージしかない男性も多いのではないでしょうか。
しかし近年、TV番組でも特集されるなど女性だけで抱える問題ではなく、男性も理解し、サポートする必要性が言われています。
特にあなたの大切なパートナーの体調については、しっかりと気づく、そして気遣うことが重要だと思います。
では具体的にどのようなことを知っていればいいのでしょうか??
最低限、次のことを抑えておくだけであなたはパートナーの味方になれるのではないかと思います。
- 生理がくる周期を把握しよう。
- 生理の症状、対処法を把握しよう。
生理の周期の把握が妊娠発覚の第一歩
生理の周期は人によって多少異なり、正常周期は4週間~6週間といわれています。
なので多くの場合1か月に1回生理がくることをイメージしておきましょう。
より詳細に何日周期と把握しておくことに越したことはありません。
把握の仕方はいたって簡単。
前回の生理開始日から次回の生理開始日までの期間が月経周期となります。
しかし男性側は自分ではパートナーの生理がいつ始まったかわかりませんので、そこはパートナーから教えてもらう必要があります。(次は月経周期が31日の場合の例です。)
多くの場合は女性が「あれ、そういえば生理きてないな。。。」ということで妊娠を疑うことが多いようです。
ストレスや体調の変化によるホルモンバランスの乱れでで生理が数日程度遅れることもありますので、周期から遅れたら必ず妊娠しているということではありません。
一方で1週間以上遅れたら、妊娠を疑う必要があります。1週間~2週間生理が来ていないようであれば、パートナーに妊娠検査薬を使うことを是非あなたから提案してみてください。
体調にも変化。通常の生理前とちょっと違うかも?
妊娠がすると女性の体調に変化があります。
次はよく言われる代表的なものです。
- 熱っぽい(微熱がある)
- イライラする、涙もろくなる
- だるい、眠い
- 吐き気がする、気持ちが悪くなる
- 胸が張る
- 便秘がちになる
- 腰痛
- 肌荒れ
これを見てこんなことを思う人もいるのではないでしょうか??
「なんか生理前の症状(PMS:月経前症候群)と似てない??」
そうです。これらの症状はすべて生理前におこる不快症状でみられるものです。
言葉だけではそれが「生理前の症状」なのか、それとも「妊娠の兆候」なのか説明できません。
そもそも生理と妊娠は連続的のことですので、似ていて当たり前なのかもしれません。
「それじゃ、わからないじゃん!!」
そんな声が聞こえてきます。
実際に女性の中にも妊娠の兆候を生理前の症状だと勘違いし、放置してしまう人もいるようです。
しかし似ていても、気づける可能性はあるずっちは考えています。
「いつもより症状が重い。」「いつもはない吐き気がある。」「いつもより長く症状がつづく。」
このようにいつもの生理をしっかり把握することで、それとの違いが「もしかして、妊娠かも?」と気づくきっかけになりうるのです。
妻が妊娠した際は、妻は生理前の症状よりも疲れやすく、異常な眠気で一日中寝ているということがありました。
月経周期も1週間半ぐらい遅れていたので、私から「妊娠検査薬を使ってみよ」と提案できました。
妻は「生理の遅れだ」と言っていましたが、結果は陽性。
妻はびっくり、ずっちは「ほらね」という感じでした。
生理のことパートナーと話してみませんか??
「生理」はデリケートなことで、男性の皆さんはこれまでなかなかパートナーと話すことがなかったかもしれません。
しかし真剣に妊娠・出産を考えるのであれば、男性であってもパートナーの生理について知っておくことが重要だと思います。
我々男性は傍から見ていても相手の生理について知ることは残念ながらできません。
周期や症状を把握するためにはパートナーから教えてもらう必要があります。
なので次のことをパートナーに是非きいてみてください。
- 前回の生理いつだった??
- 次の生理始まったら教えてね。
- 生理ってどんな症状なの?どうすると楽?
この記事では「妊娠に気付く」という目的で生理の把握の重要性を書いてきました。
しかしこれはパートナーの体調を気遣うという意味でも大変有意義だと思います。
あなたの大切なパートナーの支えられる夫・パパになるためにも「生理」に対する理解を深めてください。
私も結婚して、初めて生理について知るようになりました。いつまでも完全には理解できないとは思いますが、これからもできるだけ理解する努力をしたいです。
血がどれぐらい出てるのか。何の薬を飲んでいるのか。どんなナプキンを使っているのか。ひとりがいいのか、それともいっしょがいいのか。
妻に頼まれて、薬局で人生で初めて生理用ナプキンを買った時は、そもそもどこに陳列されているのかもわからず、介護用のおむつのところを行ったり来たり。見つけるのに30分以上かかりました。
男性にはない体調変化を知ることはパートナーへの最低限の思いやりだと思います。
妊娠検査薬でわかること、わからないこと
生理の遅れやいつもと違う体調の変化が見られたら、妊娠検査薬を使いましょう。
妊娠検査薬について簡単に説明します!!
妊娠検査薬の仕組み
妊娠中の女性は赤ちゃんと子宮をつなぐ胎盤が形成されますが、その胎盤形成中に胎盤からhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが分泌されます。このホルモンは尿中に排出されますが、それを検知するのが妊娠検査薬です。
このホルモンは受精卵が子宮に着床した時から分泌が開始されますが、検出に十分な量が尿から排出されるようになるのは着床の1~2週間後、つまり生理予定日から約1週間たったころです。
それより早く妊娠検査薬を利用しても、陰性反応だったり、薄くしか陽性反応が出ないこともあるそうです。
逸る気持ちは抑えて、生理予定日から1週間が過ぎたころに妊娠検査薬を利用するのがいいと思います。
私たちは生理予定日から10日ほど遅れた時に初めて妊娠検査薬を使いましたが、疑う余地のない、ばっちりな陽性反応でした。
心配で2本買いましたが、完全に1本無駄になりました。。。
妊娠検査薬でわかること
仕組みのところでほとんど書いてしまいましたが、妊娠検査薬は受精卵が子宮に着床してから分泌するホルモンを検出するものです。
ですのでわかることは本当にごくわずかです。
- 受精卵が子宮に着床して、女性の身体は妊娠を継続しようとしている。
これだけです。
妊娠検査薬だけでは実は「おめでた」かどうかはわかりません。
わからないことがたくさんあるからです。
妊娠検査薬ではわからないこと
妊娠検査薬陽性では次のようなことはわかりません。
- 受精卵が元気かどうか
- 受精卵が正常な位置にいるかどうか
- その他異常な妊娠状態になっていないかどうか。
残念ながら、上のどれかひとつにでも異常が見つかれば、妊娠を継続することはできません。
怖いことにパートナーが危険な状態になることすらあります。
ですので妊娠検査薬で陽性がでたら、まずは落ち着いて次の「初診」の準備を始めましょう。
詳しいことはEpisode 2以降に書いていますので是非読んでくださいね。
一番大切なこと。互いの気持ちを確認しよう!
妊娠検査薬で陽性が出たら、みなさんはどのように思いますか??是非想像してみてください。
- 喜び
- 感謝
- 動揺・困惑
- 不安
感じ方は本当に人それぞれです。あなたとあなたのパートナーでも多少は違うと思います。
どんなリアクションをするのが正しいかわからない。そんな状況になる方も少なくないと思います。
でもここからがあなたとあなたのパートナーの妊娠生活の始まりです。
息を合わせて、スタートするためにも相手がどのように感じているのか、ゆっくりと話を聞いてみてください。そしてあなたの気持ちも伝えてみてください。
お互いの感じ方が違っても、問題ありません。知ることで初めて一緒に考えることができるからです。
私はうれしい気持ちの中で、何も知らないことに戸惑いとこれからどうなるのかわからない恐ろしさを感じ、妻は本当にびっくりしていて、ワタワタ。
でも気持ちを共有するうちに、冷静になって、「これからどうなるのか勉強しなきゃね。」と前向きになれました。
まとめ
いかがでしたか??
「生理」、「検査薬」、「妊娠」これら全部について男性はよく知らないままに受け身で日常を過ごすことができてしまいます。逆に言うと自分から知ろうとしない限り、知ることはできません。
でもこの記事を読んでくださった方は、知るきっかけができました!
この記事をきっかけにパートナーと妊娠・出産について話をしてくれるおっとさん、おとうさんが増えたらうれしいです。まずは話をする一歩を踏み出してください。
これからも男性が主体的に参加する妊娠・出産を目指して一緒に頑張りましょう!!!
ずっち